外国人旅行者に伝えたい日本のマナー35(と、その意外な歴史)
電車、エスカレーター、靴、温泉、箸、ゴミ、神社とお寺、チップ、京都・祇園、2026年の新ルールまで。どうすればいいのか、そして「なぜそうするのか」をまとめました。
日本の習慣を最初から全部わかっている旅行者はいません。そもそも、日本に住んでいる私たちでも「なぜそうするのか」までは知らないことが多いはずです。この記事では、私たちの動画で紹介した35のマナーを章ごとにまとめました。それぞれ 避けたいこと・こうすればOK・なぜそうするのか の3つに分けています。
海外からのお客さまや友人に説明するときは、「ダメ」と言うより「こうするといいですよ」と、理由といっしょに伝えるのがいちばん伝わります。知らなかっただけの人がほとんどなので、やさしく教えてあげてください。
最初にクイズです。京都で「罰金1万円」の看板が立っているのは、次のうちどれ? A)お寺で手をたたく B)祇園の私道に入る C)チップを置いていく(答えは9章で)
2026年11月時点の情報です。 免税制度は2026年11月1日から新しい方式に変わりました(10章)。由来がはっきり記録で確かめられないものは「〜と言われています」、資料によって説明が違うものは「諸説あります」と書いています。
お店・旅館・温泉などを営んでいる方へ:このうち10項目を、英語・繁体字中国語・韓国語・日本語でA4一枚にまとめた無料の印刷用マナーシートもあります。
1. 電車
1. 車内での通話
- ❌ 避けたいこと:電車の中で電話に出たり、かけたりする。
- ✅ こうすればOK:スマホはマナーモードに。急ぎの電話なら、次の駅で降りてからかけ直します。
- 💡 なぜ?:2015年、首都圏などの鉄道37社局が「混雑にかかわらず車内での通話は控えて」と呼びかけることにしました。法律ではなくマナーですが、周りの人は気づきます。「マナーモード」という言葉自体が、海外の人にはおもしろいようです。
2. 優先席
- ❌ 避けたいこと:必要な人が乗ってきても、優先席に座ったままでいる。
- ✅ こうすればOK:優先席の表示は車両の端のほうにあります。高齢の方、妊娠中の方、けがをしている方、小さな子ども連れの方が来たら席をゆずります。
- 💡 なぜ?:優先席は1970年代に「シルバーシート」として始まった、と言われています。
3. 優先席付近での携帯電話
- ❌ 避けたいこと:「優先席の近くでは常に電源オフ」という古いガイドブックの情報をそのまま信じる。
- ✅ こうすればOK:電源を切るのは、優先席の近くで車内が混雑しているときだけ。それ以外はマナーモードで大丈夫です。
- 💡 なぜ?:もともとは心臓ペースメーカーへの影響が心配されていました。2013年に国の指針の目安が22cmから15cmに見直され、首都圏では2015年10月1日から「混雑時のみ電源オフ」に変わりました。関西(大阪周辺)はそれより早く、2014年7月1日に変更されています。海外向けのガイドには、まだ古い情報が残っていることがあります。
4. ホームで並ぶ
- ❌ 避けたいこと:ドアの前に固まったり、降りる人より先に乗ろうとしたりする。
- ✅ こうすればOK:ホームの床の乗車位置の目印に沿って並びます(ふつうは2〜3列)。ドアが開いたら両わきに寄り、降りる人が全員降りてから乗ります。
- 💡 なぜ?:目印はドアが止まる位置を示していて、混雑する通勤時間帯でも乗り降りがスムーズに進むようになっています。日本の鉄道は1872年に新橋〜横浜間で開業しました。150年以上かけて磨かれてきたしくみです。
5. 声の大きさとリュック
- ❌ 避けたいこと:大きな声で話す。混んだ車内で大きなリュックを背負ったままでいる。
- ✅ こうすればOK:声は小さめに。混んできたら、リュックは前に抱えるか網棚にのせます。
- 💡 なぜ?:日本の電車の車内は驚くほど静かです。「話し声」や「荷物の持ち方」は、鉄道各社のマナーポスターでもおなじみのテーマです。
2. エスカレーター
6. どちら側に立つか
- ❌ 避けたいこと:どこでも同じ側に立つものだと思い込む。
- ✅ こうすればOK:周りの人に合わせます。慣習として、東京は左に立ち、大阪は右に立ちます。
- 💡 なぜ?:諸説あります。よく知られているのは、1967年ごろ大阪の阪急梅田駅で「急ぐ人のために左側をあけて」と呼びかけたのが始まり、という説。1970年の大阪万博に関係するという説もあります。東京の左立ちは1989年ごろに自然に広まった、と考える研究者もいます。
7. 公式には「歩かない」
- ❌ 避けたいこと:あいている側を歩いたり、駆け上がったりする。
- ✅ こうすればOK:立ち止まって手すりにつかまります。両側に人が立っていても問題ありません。むしろそれが、公式に望ましいとされている乗り方です。
- 💡 なぜ?:安全のためです。2021年10月に埼玉県が全国で初めて「エスカレーターでは立ち止まって乗る」ことを条例で定め、名古屋市も2023年10月に続きました。どちらも罰則はありません。鉄道会社も「エスカレーターでは歩かないで」というキャンペーンを続けています。片側をあけるのは、あくまで慣習なのです。
3. 靴とスリッパ
8. 玄関で靴を脱ぐ
- ❌ 避けたいこと:靴のまま一段高い床に上がる。
- ✅ こうすればOK:住宅、旅館、一部の飲食店やお寺では、入口(玄関)で靴を脱いでそのまま上がり、靴のつま先を外(ドアの方)に向けてそろえます。脱ぎはきしやすい靴だと、ぐっと楽になります。
- 💡 なぜ?:床に座って暮らし、床で寝てきた生活と、湿気の多い気候で床を清潔に保つ必要があったから、と説明されることが多いです。靴の向きをそろえるのは、帰りにはきやすいように、と言われています。見た目もきれいですね。
9. トイレのスリッパはトイレの中だけ
- ❌ 避けたいこと:トイレ用のスリッパをはいたまま、廊下に出てしまう。
- ✅ こうすればOK:トイレの入口で専用のスリッパにはき替え、出るときにすぐ元に戻します。
- 💡 なぜ?:「汚れた場所」と「清潔な場所」を分けるため、と説明されます。旅行者なら一度はやってしまう、定番のエピソードです。
10. 畳の上ではスリッパも脱ぐ
- ❌ 避けたいこと:スリッパ(や靴)のまま畳に上がる。
- ✅ こうすればOK:スリッパは畳の部屋の外で脱ぎ、靴下か素足で入ります。
- 💡 なぜ?:畳は座ったり、食事をしたり、ときには寝たりする場所だからです。床というより、ベッドに近い感覚です。
4. 温泉と銭湯
11. 湯船に入る前に体を洗う
- ❌ 避けたいこと:いきなり湯船に入る。水着を着て入る(ほとんどの浴場では何も着ずに入ります。みんな同じです)。
- ✅ こうすればOK:洗い場の小さないすに座って体と髪を洗い、泡をしっかり流してから湯船に入ります。
- 💡 なぜ?:湯船はみんなで使う場所で、洗うためではなく温まるための場所だからです。江戸時代、町の人の多くは家にお風呂がなく、近所の湯屋に通うのが毎日の習慣でした。
12. タオルは湯船に入れない
- ❌ 避けたいこと:小さいタオルを湯船に入れる。長い髪をお湯につける。
- ✅ こうすればOK:タオルはたたんで頭にのせるか、湯船の外に置きます。長い髪はまとめます。
- 💡 なぜ?:みんなで使うお湯を清潔に保つためです。
13. 脱衣所に戻る前に体をふく
- ❌ 避けたいこと:びしょぬれのまま脱衣所に戻る。
- ✅ こうすればOK:浴室を出る前に、小さいタオルで体の水気をふき取ります。
- 💡 なぜ?:脱衣所の床をぬらさないためです。次に使う人への気配りです。
14. タトゥー(入れ墨):先に確認を
- ❌ 避けたいこと:どの浴場でも入れる(または、どこも絶対に入れない)と思い込む。
- ✅ こうすればOK:行く前に施設のサイトを確認します。小さなタトゥーならシールで隠せばOKの施設もあり、貸切風呂のある旅館を選べば気にせず楽しめます。
- 💡 なぜ?:観光庁の2015年の調査(回答581施設)では、入れ墨のある客の入浴を断る施設が約56%、断らない施設が約31%、シールなどで隠せばOKが約13%でした。ただし約10年前の調査で、今は受け入れる施設が増えています。2016年には観光庁が「シールで隠す」「貸切風呂を案内する」といった対応例を示しました。由来についてよく言われるのは、江戸時代には火消しや職人の彫り物が「粋」とされたものの、明治のはじめに政府が禁止し、戦後に解禁されたこと。その後、映画などで暴力団のイメージと結びつき、それが定着した、という説明です。
5. 箸
15. ご飯に箸を立てない(立て箸)
- ❌ 避けたいこと:ご飯の茶わんに箸をまっすぐ立てる。
- ✅ こうすればOK:使わないときは箸置きに横向きに置きます。箸置きがなければ、箸袋を折って作れます。
- 💡 なぜ?:仏式の葬儀で、亡くなった方の枕元に箸を立てたご飯(枕飯)をお供えする習わしがあるからです。
16. 箸から箸へ食べ物を渡さない(箸渡し)
- ❌ 避けたいこと:自分の箸でつまんだ食べ物を、相手の箸に渡す。
- ✅ こうすればOK:取り分けるときは、相手の小皿に置きます。
- 💡 なぜ?:火葬のあと、遺骨を箸から箸へ渡して骨つぼに納める「骨上げ」を連想させるからです。
17. 大皿料理
- ❌ 避けたいこと:自分の口をつける側の箸で、大皿から直接取る。
- ✅ こうすればOK:取り箸があればそれを使います。なければ、お店に頼むのがいちばん確実です。
- 💡 なぜ?:箸を逆さにして使う人もいますが、「逆さ箸」をよく思わない人もいて、考え方が分かれます。
18. 刺さない・引き寄せない
- ❌ 避けたいこと:箸で食べ物を突き刺す(刺し箸)、箸で器を引き寄せる(寄せ箸)。
- ✅ こうすればOK:食べ物は2本の箸ではさみ、器は手で動かします。
- 💡 なぜ?:見た目がよくないとされているからです。こうした避けたい箸づかいをまとめて「嫌い箸」と呼びます。
6. 食べ歩きとゴミ
19. 食べ歩き
- ❌ 避けたいこと:混雑した通りで、歩きながら食べる。
- ✅ こうすればOK:買ったお店の中や店先で食べ終え、串や容器はお店に返します。
- 💡 なぜ?:人にぶつからないためです。鎌倉市は2019年4月1日に関連する条例を施行しましたが、罰則はなく、禁止でもありません。混雑した場所での食べ歩きを控えるよう呼びかけるもので、市も「食べ歩きそのものが悪いわけではない」と説明しています。
20. ゴミは持ち帰る
- ❌ 避けたいこと:ゴミ箱が見当たらないからと、塀の上やベンチにゴミを置いていく。
- ✅ こうすればOK:小さな袋を持ち歩き、ホテル、駅、コンビニなどで捨てます。
- 💡 なぜ?:諸説あります。よく言われるのは、1995年の地下鉄サリン事件のあと多くのゴミ箱が撤去された、という理由です。一方で、もともと街なかのゴミ箱は少なかった、費用の問題も大きい、という見方もあります。ゴミ箱は少しずつ戻ってきています。海外から来た人は「ゴミ箱がない!」とよく驚くので、コンビニや駅で捨てられることを教えてあげると喜ばれます。
21. 分別する
- ❌ 避けたいこと:全部を同じ穴に入れる。
- ✅ こうすればOK:缶、ペットボトル、燃えるゴミを分けて捨てます。ゴミ箱の絵を見れば大丈夫です。
- 💡 なぜ?:分別のルールは自治体ごとに決められていて、地域によって違うからです。
22. 自販機の飲み物
- ❌ 避けたいこと:自販機の横の回収箱に、お菓子の袋などを入れる。
- ✅ こうすればOK:自販機の前で飲み切り、空き缶やペットボトルを横の回収箱に入れます。
- 💡 なぜ?:その回収箱は、缶・びん・ペットボトル専用だからです。
7. 神社とお寺
23. 鳥居の前で
- ❌ 避けたいこと:参道のど真ん中を歩く。
- ✅ こうすればOK:鳥居をくぐる前に軽く一礼する人が多く、参道は端を歩きます。
- 💡 なぜ?:神社は神道、お寺は仏教で、神社にはたいてい鳥居があります。参道の真ん中は「神さまの通り道」とされている、と言われています。
24. 手水(てみず)の作法
- ❌ 避けたいこと:柄杓から直接水を飲む、柄杓に口をつける。
- ✅ こうすればOK:①右手で柄杓を持って水をくみ、左手を洗う ②持ちかえて右手を洗う ③左の手のひらに水をため、口をすすぐ ④もう一度左手を洗い、柄杓を立てて残りの水で柄を流し、次の人のために戻す。
- 💡 なぜ?:神さまの前に出る前に、心身を清めるためです。水で身を清める古い儀式「禊(みそぎ)」を簡単にしたもの、と説明されることが多いです。
25. 神社の参拝:二礼二拍手一礼
- ❌ 避けたいこと:どの神社でも拍手の回数は同じだと思い込む。
- ✅ こうすればOK:お賽銭を入れ、鈴があれば鳴らします。深いおじぎを2回、手を2回たたき、手を合わせてお願いをしたら、最後にもう1回おじぎをします。
- 💡 なぜ?:神社本庁が基本としている作法ですが、どこでも同じではありません。たとえば出雲大社では四拍手です。いつから広まったのかは諸説あり、平成(1989年〜)になってから広く定着した、と指摘する宗教学者もいます。日本人でも意外と知らない話です。
26. お寺では手をたたかない
- ❌ 避けたいこと:お寺で拍手をする。
- ✅ こうすればOK:静かに手を合わせて一礼します。鳥居があればたいてい神社、大きな香炉があればたいていお寺です。浅草寺では、常香炉の煙を体にあてる人の姿が見られます。
- 💡 なぜ?:神道と仏教は別の宗教ですが、何百年ものあいだ、神社とお寺は同じ敷地にあることが少なくありませんでした。1868年に明治政府が両者を分けるよう命じる(神仏分離)までは、です。だからこそ、まぎらわしいのです。
27. 本殿・本堂の中での撮影
- ❌ 避けたいこと:確認しないまま、建物の中で写真を撮る。
- ✅ こうすればOK:「撮影禁止」の表示がないか確認します。中の撮影ができないところは多いです。
- 💡 なぜ?:寺社ごとに、それぞれの決まりがあるからです。
8. お金とサービス
28. チップはいらない
- ❌ 避けたいこと:チップを上乗せする、テーブルに現金を置いていく。
- ✅ こうすればOK:請求された金額を払うだけで大丈夫です。どうしてもお礼を渡したいとき(旅館など)は、封筒に入れて渡します。小さな封筒はコンビニでも買えます。
- 💡 なぜ?:日本にはチップの習慣がないからです。チップを渡したい気持ちが失礼なわけではなく、ただ期待されていないだけ。テーブルにお金を置いていくと、店員さんが返しに追いかけてくることもあります。こうしたお礼のお金を「心付け」と呼びます。くわしくは日本でチップは必要?をどうぞ。
29. レジではトレーを使う
- ❌ 避けたいこと:現金を店員さんの手に直接渡す。
- ✅ こうすればOK:レジ横の小さなトレー(カルトン)に現金やカードを置きます。おつりもトレーで返ってくることが多いです。
- 💡 なぜ?:金額をはっきり確かめ、受け渡しのミスを防ぐため、と説明されることが多いです。
30. タクシーのドアは自動
- ❌ 避けたいこと:タクシーの後ろのドアを自分で開け閉めする。
- ✅ こうすればOK:一歩下がってドアが開くのを待ち、乗ったら閉まるのを待ちます。運転手さんが前の席から操作しています。
- 💡 なぜ?:タクシーの自動ドアは、1960年代、東京オリンピックのころに広まった、と言われています。海外では手で開けるのがふつうなので、驚く人が多いポイントです。
9. 京都・祇園
31. 私道に入らない
- ❌ 避けたいこと:看板の立っている細い路地に入る。
- ✅ こうすればOK:メインの花見小路通は公道なので、自由に歩けます。
- 💡 なぜ?:ここがクイズの答えです。2024年4月、地元の協議会が私道への観光客の立ち入りを断る看板を設置しました。舞妓さんの着物の袖をつかまれたり、着物が破られたりする被害があったためです。看板には「罰金1万円」と書かれていますが、法的に取れるかは疑問だと報じられています。それでも「入らないでください」という思いははっきりしています。祇園は八坂神社(かつての「祇園社」)の門前町として発展した街で、テーマパークではなく人が暮らす場所です。
32. 舞妓さんはお仕事に向かう途中
- ❌ 避けたいこと:舞妓さんを追いかける、行く手をふさぐ、許可なく撮影する。
- ✅ こうすればOK:距離をとり、通れるように道をあけます。
- 💡 なぜ?:2019年から、同じ地区では看板で私道での撮影も禁止しています。舞妓さんは、仕事に向かうひとりの人です。
10. 2026年の新ルール
33. 富士山:入山料とゲートの時間
- ❌ 避けたいこと:思いつきで夜中に登り始める計画を立てる。
- ✅ こうすればOK:山梨県側(吉田ルート)は、山小屋に泊まる人も含めて1人4,000円を払います。ゲートは午後2時〜翌午前3時は閉鎖(山小屋の予約がある人を除く)で、1日4,000人に達したときも閉まります。2026年の吉田ルートの開山期間は7月1日〜9月10日です。静岡県側のルートも1人4,000円で、午後2時〜翌午前3時に入山する場合は山小屋の宿泊が必要。事前登録も求められています。
- 💡 なぜ?:新しいルールで、細かい内容はシーズンごとに変わることがあります。出かける前に必ず公式サイトを確認してください。
34. 免税は「返金方式」に(2026年11月1日から)
- ❌ 避けたいこと:レジで消費税を引いてもらえると思い込む。そう書いてあるガイドは、もう古い情報です。
- ✅ こうすればOK:お店では税込みの金額を払い、パスポートを見せます。空港では荷物を預ける前に、税関の端末でパスポートを読み取ります。緑なら手続き完了、赤なら税関で品物を見せます。確認が済むと税金分が返ってきます。受け取り方法はお店によって違います。
- 💡 なぜ?/注意点:1店舗・1日で税抜5,000円以上の購入が必要で、購入から90日以内に空港での確認を済ませる必要があります。日本で使った物は返金の対象外。1枚のレシートの品物が1つでも欠けていると、そのレシートの分はすべて対象外になります。消耗品を封をした袋に入れる必要はなくなりました。2026年10月31日までの購入分は、以前のルールが適用されます。お店で働く方は、海外のお客さまに「空港で返金されます」と伝えてあげると安心してもらえます。
35. 出国税が3,000円に
- ❌ 避けたいこと:「1,000円」と書かれた古い情報を信じる。
- ✅ こうすればOK:ふつうは何もしなくて大丈夫。たいてい航空券の代金に含まれています。
- 💡 なぜ?:日本の出国税(国際観光旅客税)は、2026年7月1日から1人1,000円から3,000円に引き上げられました。
おさらいチェックリスト
| 場面 | 覚えておきたいこと |
|---|---|
| 電車 | マナーモード、通話しない、並ぶ、降りる人が先 |
| エスカレーター | 立ち止まって手すりにつかまる |
| 室内 | 玄関で靴を脱ぐ、トイレのスリッパはトイレの中だけ、畳は素足か靴下 |
| 温泉 | 先に体を洗う、タオルは湯船に入れない、タトゥーのルールを確認 |
| 食事 | 箸は箸置きに横向き、箸から箸へ渡さない |
| 街なか | お店で食べ終える、ゴミは持ち歩く、分別する |
| 神社 | 鳥居で一礼、手水、二礼二拍手一礼 |
| お寺 | 手を合わせる、拍手しない |
| 支払い | チップは不要、トレーを使う、タクシーのドアは自動 |
| 祇園 | 大通りはOK、看板のある私道は入らない、撮影は許可を得て |
| 2026年 | 富士山4,000円+ゲート時間、免税は空港で返金、出国税3,000円 |
お店や宿に貼っておきたい方は、無料の4か国語マナーシートをご利用ください。
出典
- 東京メトロ — 車内の通話マナー(2015)
- J-CAST ニュース — 優先席付近の携帯電話ルール変更(2015)
- 埼玉県 — エスカレーターの条例
- 名古屋市 — エスカレーターの条例
- 江戸川大学 斗鬼正一 — エスカレーターの立ち位置(PDF)
- トラベルボイス — 観光庁の入れ墨に関する調査(2015)
- トラベルボイス — 観光庁の入れ墨への対応例(2016)
- nippon.com — 箸のマナー
- 鎌倉市 — 観光マナー条例(PDF)
- CTV News — 日本のゴミ箱はどこに?(英語)
- 神社本庁 — 参拝方法
- PRESIDENT Online — 「二礼二拍手一礼」はいつから?
- JNTO — Tipping in Japan(英語)
- AP(KVIA 転載)— 祇園の私道の看板(2024、英語)
- Time Out — 祇園の私道での撮影禁止(2019、英語)
- 富士登山オフィシャルサイト — 山梨県(吉田ルート)のお知らせ(英語)
- 静岡県 — 富士山の登山ルール
- JNTO — 新しい免税制度(英語)
- 国税庁 — 新しい免税制度のパンフレット(PDF)
- JNTO — 国際観光旅客税の引き上げ(英語)